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Tao


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与えられた環境の中で、ただ漫然と生きている時には気がつかない何かがあると思う。
自我を強烈に意識した瞬間に、初めて生まれる願望や思いがあると思う。
カラダもココロもあちこちぶつけまくって、うちのめされて、絶望の淵に叩きのめされても
そこから学びとれる何かが必ずあるはずだ。
予定調和の世界から飛び出し、自我に目覚め、自分の力で人生を操作することを選んだのならば。

思えばこの一年、辛い経験をたくさんした。
突発的事故対応しかり、ファースト・エイドしかり、不測の事態下でも冷静な判断や指示が求められる立場にいることを訓練されてきたので、ある程度のことは耐えらるし乗り越えられると思っていたが、自分自身のこととなると、その考えは実に甘かった。
根拠のない自信は、あっという間に脆くも崩れ去った。

年明け早々の出来事。いきなり心を引き裂かれるような、カナダ社会の洗礼をあびた。
来る日も来る日も、自分との戦い。状況が悪いのに、それを隠して笑顔で元気を与え続けなければならない立場の苦しさ。毎日泣いていた。
それでも、やりきった。やり遂げた満足感と愛あふれる人たちの笑顔に救われた。

人に裏切られ続けた。人間不信は、思いのほか深かった。
人に会いたくなくて、メールも電話もOFFにして、海を眺め、森を彷徨う毎日が続いた。
今でも言われるが、あの時の私は相当ボロボロで、まわりの人たちに大変な心配をかけてしまった。
なんとかするためにできる限りのことをしたおかげで、法律に詳しくなった。北米の裁判社会のルールも知った。英語社会でも、込み入った状況説明をし、言いたいことを主張する度胸がついた。
だが、損失はあまりにも大きすぎた。

突然体調を崩して病院に緊急搬送され、(保険がキレていて痛い大出費)
突然の足の怪我が長引き、(生えてきた爪を打って何度か潰した)
突然の後味の悪い負のスパイラルがなぜか続いてしまって散々。運に見放され続けた。
上向いていた気分も落ち込み、何のためにカナダに行ったんだろう? とまで思い悩む自分がいた。

お人好しすぎると何度も怒られた。もっとズルい人間になれ、とも。
好きでやっていることとはいえ、これだけいろいろあると、普通だったらカナダを嫌いになるだろう。
でも実は、ちっとも嫌いになっていない。不思議だけど、事実。

思いを馳せると、今でも、今だからこそ、悔しすぎてまた泣けてきて、どうしようもない。
胸をギュっと締め付けられていたたまれないし、自分に腹が立って、悲しすぎて、どうしようもない。
考えないようにしていても、何をしていても、どうしようもなく頭の中をめぐってしまう。

それでも、私の中で、カナダはまた暮らしたい国ナンバーワンであり続ける。

なぜだろう。
その答えは、今はまだわからない。言葉にできないし、したくない。
でも、あのまま日本に居たらできなかった経験をたくさんした。
そして、あのまま日本に居たら出逢えなかったたくさんの人たちとめぐり逢った。
日本から独りでポツンと異国にやって来ても
助けてくれる人たちや仲間に恵まれ、心を動かされた。

人に泣かされ、人に癒されたこの一年。
人とのご縁は、本当に不思議で。
良いことも悪いことも、すべて、人とのご縁から生まれている。

自分が give したものでみんなが笑ってくれていれば、それでいい。
そんな風に考えられるようになった。


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人生は、山岳登攀、登山に似ていると思う。
辛く苦しい思いをして山を征服できたら、絶対的な幸せが迎えてくれるはず。
登山隊は、チームワークがすべてだ。
自分がイイと思ったモノやヒトをプロデュースし、その思いや時間をシェアすることが大好きな私は
常にベースキャンプを万全の状態でキープし、アタック隊を全力でサポートする側にまわっていたい。
登頂できるのは、アタック隊のみ。 実際に山を制覇するのは彼らだけど
同じ景色を見て、喜びを分かち合えるチームの一員でいたい。縁の下の力もちであり続けたい。
微力ではあるけれど、自分の力が人の役に立てばそれで満足。

未知の世界に対する興味と好奇心。
その先で何が起こるかわからないというスリル。
新たな世界の発見者になれるかもしれないという期待と興奮。

危険と隣り合わせだとわかっていても
あえて厳しい自然や山に挑み続ける冒険家やアルピニストの心理に似ているのかもしれない。
なぜ山に登るのか? 「そこに山があるから。」
理性的な答えは、もはや無い。いや、必要ないのかもしれない。
たまらなく魅力的で惹きつけられるものが、人生にはあるのだから。

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自分の中に毒を持ちながら
いつも、目標を持って何かに挑戦していたい。
いつも、パッションを持ったチャレンジャーでいたい。

そして、
後悔はしない。
したくない。
しないように、今を精一杯生きたい。

自分の気持ちに正直に生きて
最期に笑って死ぬために。

これが、私の、生きる「道」だから。


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      Live as if you were to die tomorrow, Learn as if you were to live forever --- Gandhi
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by yuru-life | 2009-12-29 09:15 | Life  

Feel restless

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なんか、ザワザワ。
ずっとずっと、ココロが落ち着かない。
正直、しんどい。
自分の中のコアな部分が、着地点を探しているような。
フワフワはしていないけど、ザワザワしてる。

帰属意識というものが案外強くて
そこから飛び出したら、糸が切れた凧のようにふーらふら。
自由を手に入れたのに、やっぱりどこかに繫がれていたくて。
孤独感や疎外感みたいなものが、より一層深まっているのだろうか。

模索が続いている。
創り上げたものを壊すのは、エネルギーは必要だがとても簡単なこと。
ゼロから創り上げることこそ、タイヘンな道。

某放送局技術研究所での音響実験の仕事が面白かった。
工学博士とのコラボ。1日中バーチャル室の中でひたすら耳を使っていたのだけれど
疲れるどころかとても楽しくて。
チャッチャカこなしていたら、思ったより早く終わってしまって驚かれた。
正解率はよくわからないが、感覚を使うオシゴトは楽チン。
頭を使わないでいいのでラクなだけだけど(笑)
ああ、こういうこともアリなのか、となぜだか新鮮な驚き。


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いろいろなことにザワザワしている年末。
家で豆を挽くところから淹れるコーヒーが、なぜかホっとする味で。
普段は飲めないブラックも、これなら別物。
友達が遊びに来ると、感覚人間ならではのアバウトさで分量を失敗するのだが・・・(汗)。

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お気に入りの、BC州 Nelson で出逢ったマグ。
色味のある陶器は私にしては珍しいセレクトだが
ぽってり感と見た目が和食器っぽくて可愛くて。一目惚れだった。
色が決められずに結局2つも買っちゃって。
ひとつひとつ表情の違うものの中から気に入るヒトツを選びだすのも、いつもながら楽しくて。
バンクーバーへも日本へも、手荷物にして大事に抱えて持ち帰った。
旅先で買い集めてきた陶器コレクション。
海外では買わないようにしようと思っていたけれど、やっぱりダメだったな(笑)。
こんな出逢いもまた楽しく、気分も上がる。

コーヒーを飲んで、元気を出そう。
明日はいいこと、あるかな。
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by yuru-life | 2009-12-28 09:16 | Life  

A Happy Bluebird Day!

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大寒波到来中の日本列島。
爆雪が降った後の、晴天ブルーバード。ラッキー!!

前日までは、凄かった・・・。
たった数日で積雪2m超えのOKUTADAMI
吹雪&かなりの強風で、山の中腹から上のリフトが動かない。
ゲレンデなのに圧雪ナシがウリのこのスキー場に、パウダーを狙わない人は来ない。
皆さん、ウズウズ。
リフトストップ1時間前になって、パトロールたちが動きだしたのを見逃さなかった我ら。
一番ノリで待ちすぎて、パトロールのお兄ちゃんが「もうちょっとで開くよっ」と伝えに来てくれた(笑)
目立ちすぎ。

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パトロールたちが滑った後で、すでにボコボコのパウダー斜面の練習。
重めのNew Snow。やっぱりパウダー、苦手です・・・。雪まみれ~。
「どんな斜面でも綺麗に滑れるようになれっ!」体育会系コーチのゲキが飛ぶ。怖いよぉ・・・。
綺麗じゃないけど滑れるよー、では、ダメらしい。。。
頑張りますっ。

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ブルーバードのこの日の朝焼け。つららごしの朝日がきれいだった。

スキーの後の温泉はやっぱり最高。
これぞ、ニッポンの冬!
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by yuru-life | 2009-12-23 11:50 | Trip  

Life Force

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「人に寄りかかることなく、地に自分の足を着けて立っている独立独歩の状態の時こそ
キミは一番自分の能力を発揮できるんだね。」

こう言われたことがある。
その通りかもしれない。
人に委ね、人に頼った時、なぜか自分の歩みまで左右されてしまうことがある。
人に寄りかかることは簡単だし、時としてラクだけど
なぜだろう、どうしても割り切れない時もある。ワガママですな。

だからだろうか、最近特に、生命力が欲しい。
体力とはまた違う、もっと普遍的なものだ。
もっと強くなりたい。
何でも自分の力でやってみたい。
漠然と考えだしたら、とまらなくなった。
どんどんカワイクない女になりますなー(汗)。

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単純だけど、ナマった身体を鍛えようと
日常的に、トレーニング目的で山に入るようになった。
家のすぐ裏が山なので・・・というか、身体がなんだか重くなっちゃって(笑)。
体力=生命力ではないと思うけれど、体力が無いと生命力も無いと思うから。

いわゆる、トレイルランニング。
コーチに連れて行ってもらい、ルートを覚える。
ちょっとでも立ち止まろうものなら、後ろからゲキが飛ぶ。(怖いよぉ・・・)
どうやら、止まっちゃいけないらしい。
手にはもちろん、Vaam Water。 喉を潤す時も、ほとんど動いたまま。

現在、両足の足先を怪我して爪が無い状態なので、無理はできない。
日常生活でも靴を選ぶし、まず踏ん張れない。
この季節は落ち葉で足元はフカフカだけど、思わぬところに木の根っこが隠れていて危険~!
それでも、身体を動かす。精神を鍛える。
冬のピリっとした空気を吸い込むと、肺が痛いぐらいだが、これがなかなかの快感。

歩くと3時間かかるコースを、できる限り走って1時間45分まで縮めることができた。
途中途中で、山時計を使って高度や方位を確認し、気圧計で天気を読みながら。
目標は、1時間30分をきること!できるかなー?

走りながら、まわりの植物を観察したり獣の気配を感じたり、なかなか楽しい。
こないだは、独りでランニング中、トレイルに大量の糞を発見。
慌ててコーチに報告したら、後日、コーチも同じものを発見して騒いでいた(笑)。
あれはたぶん、イノシシではなく、クマのものでしょう。
民家にほど近い場所だっただけに、ゾっとした。
やっぱりいるのね、クマが。まだ冬眠してないのかなぁ。

ここらへんの山は広く、尾根づたいに奥へ奥へとつながっているから
道標はあれどルートを間違えるとタイヘンなことになる。
すれ違う登山客たちはみな、バッチリ本格登山仕様。
私はといえば、、、夏みたいなペラペラお気楽トレーニング仕様。(全身lululemonでカナディアン!)
万が一の時のために、行動食と防寒着ぐらいは持たないといけないな。

***

ちょっと気になったコト。
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by yuru-life | 2009-12-20 17:37 | Life  

Don't Worry Be Happy !!

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いろいろ解釈のしかたはあるけれど
大好きなこの言葉。

「最近また、走り出していませんか?」
猪突猛進型の私の最強ストッパー、Mの勘は鋭い。
人より走りすぎる私は、壁にぶつかるとその反動も人一倍大きく、ヒドいことになる。
それを知っているMは、しょっちゅう手綱を引いてくれている。

そのMも以前言っていた同じことを
偶然にも思い出させてくれたKKさん。
(さすが、Dr.S 師弟仲間!)

“今、目の前に起こっていること、起こってしまったことには、必ず意味がある。”

そう、一生懸命生きているなら、無駄なことなんて、人生にはひとつも無いんだ。


++ 私信 ++

KKさん、
そうだね、ほんと、辛い事や心配事だらけな毎日だけど
日々小さな楽しみを見つけつつ、すべてを前向きに考えるパワーを持ちましょ。
私もダメダメだけど、人生は、一度きり。
逆境を乗り越えた時、だから今があるんだ!って思える日が絶対に来る!!

私も、貴方にエールを贈ります。
贈りながら、自分にも言い聞かせます。

Don't Worry Be Happy !!

今、生かされていることに感謝しながら
いつも笑って

「ゆるゆると生きていきましょう。」

そして、以前、自分の iPod に願いをこめて刻印した言葉も贈ります。

Ahuahu ☆ 

日々、まぁるくまぁるく。
胸を張って、空を見上げて、頑張っていきましょうね!
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by yuru-life | 2009-12-20 00:02 | Life  

no title

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パっと呼ばれて新しい会社に行き、パっといろいろなことを瞬時に理解して臨む仕事ほど
神経を使うものはない。もはやボーーっとはしていられなくて焦る。
以前、自分がやっていたことを思い出すこと以上に、脳ミソをフル回転させないとムリなこと。
ブランクがあるのに、日本に居なかったのに、専門家として私に現状に関する意見を求められても
答えに困る時もあったりする。。。若い社員に教えなければいけないこともあり
彼らから見たら、思いっきり謎のねーちゃんなんだろうなぁ(笑)。

一歩外に出てみて初めてわかったのだが
英語、ドイツ語、イタリア語、フランス語、ラテン語、時にはロシア語なんかも登場する資料を
まとめろと言われても、知らないときっとチンプンカンプンだろう。
解読不能な言葉が並ぶ専門書や楽譜なんかを見せられても、想像すらできないだろう。
ある時は旅行会社と同じようなこともやるし、いろいろな人を相手にする。
だから、要領良く立ち回ることのできる経験者が求められる世界であることも、改めてよくわかった。

ありがたいことに、あちこちからお話をいただくが
昨日は身体がおかしくなって、仕事中に気分が悪くなった。

なので、、、、

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私の駆けつけ一杯は、ここ。
BLENZ Coffee
日本では店舗数少ないけれど、懐かしいバンクーバーの味。

もちろん手には、マイタンブラー。
オーダーしたのは、キャラメル メープル スパイス ラテ。

ちょっと生き返って、ホっとした夜。
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by yuru-life | 2009-12-17 17:28 | Life  

Home is always home

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とっさに、意地悪な質問をしてしまったかもしれない、、、そう思った。
「Kちゃん、アメリカに住んで、よかったと思う?」

彼女の表情が一瞬曇り、考え込んだ。

そして、言った。

「アメリカでもよそ者、日本でも半分よそ者。
なんだか自分がフワフワしている存在に思えて、辛い時もあるね。。。」

突然連絡をもらって、しばらくぶりに会えた私たち。
ニューヨークとその近郊でもう10年以上、頑張っている彼女。
専門を生かす道を長くは選ばなかったという共通の過去を持つ私たちだが
彼女はアメリカの大学で別の分野を勉強し直し、永住権を取得し
今では立派な肩書を持つ公務員となっている努力の人。

その間、私は3回ほど仕事などでニューヨークに行くチャンスがあったのだが
いつもお互いの都合がつかずにアメリカでは一度も会えず
だいたい1~2年に1度、彼女の帰国時に日本で会っていた仲。

その時初めて、彼女の弱い部分を見た気がした。
でもその後、すぐに笑って打ち消した。

「アメリカでも日本でも、田舎では人も温かいし
人と人との距離が近くて居心地良くて、そういうのは変わらないんだよね。
カナダもそうでしょ?」

うんうん、共通項だな。
どちらかというと、田舎派な私たち。
そして、マインドは、めちゃくちゃ日本人。

「Kちゃんの home は、いつでも日本だよ。」

海外で日本人として生きることの悩みと葛藤をいつも抱える彼女は
今日も相変わらずひょこひょこ歩き、荷物もどっさりいっぱい抱えていた。
一緒に肩を並べて勉強していた頃から20年間変わらないその姿に
なんだかつい、嬉しくなった。
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by yuru-life | 2009-12-15 21:55 | Life  

Love & Peace ☆


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夜の港町、神戸散策。
光の波は、目にも心にも眩しくて。
Sustainabilityはいずこへ?とブツブツ呟きながらも
光の渦はやっぱり圧巻で。

偶然にも、初めて行った、神戸ルミナリエ。

意外にも、イルミネーションに癒されてしまった自分がいた。
「たまにはいいよね、こういうのも。」
いわゆるデートスポットにはまるで疎い3人の会話が、妙に虚しい・・・(笑)

今日しかない!というタイミングで、何も考えずに飛び乗った深夜の高速バス。
思い立ったら即行動!の私も私だけど、
連絡からたった半日後の翌朝早くに、扉の向こうにあった笑顔に救われた。
予定を変更してまで私の緊急要請に快く応じてくれた友人たちの柔軟な対応も、また凄い。

みんなでカナダを思い出す勉強時間は、とても有意義なものだった。
やっぱり、かけがえのないものを学んだ場所であったことを再確認。
バスの中では案の定眠れずに、身体、ボロボロだったけど(笑)。

輝く光の渦を見て、あっという間にまたバスに逆戻り。
いつも私の神戸滞在は、なぜか嵐のよう(汗)
だけど、想像以上のパワーとエネルギーを注入してくれる大切な友がいる。
Mの変わらぬ笑顔に癒され、ぶっきらぼうだけど優しいKに元気をもらった。
今回も、感謝の嵐!

「人生、楽しいことも辛いことも半分半分。
 しんどいから、楽しいんや。」

照れ屋なKが、私の大好物のカステラに添えてくれたメッセージ。
この時期だからこそ、なぜか心に染み入る、この言葉。

年の瀬に、想うこと。

Love & Peace ☆
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by yuru-life | 2009-12-13 01:41 | Life