Revelstoke - 3 - White Death

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1910年3月4日夕方。ロジャース峠付近で発生した大規模雪崩により、旅客列車は立ち往生。
スコップによる手作業の除雪、堆積物除去作業を続けていた鉄道労働者たち。午後11時半頃に発生した次の雪崩が彼らを一気に飲み込んだ。二次災害だ。
この、再度発生した White Death(=白い死神) により60名ほどの尊い命が奪われてしまったのだが、そのうちの32名が20代30代の若き日本人労働者たちだった事実を、今回初めて知った。
(写真、逆Sの字を描く国道1号線沿いの四角く切り取られた部分が、ロジャース・パス)

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ロジャース・パスには現在ビジターインフォメーションセンターがあり、当時の雪崩事故の様子を垣間見ることができる。だが周辺に、慰霊碑、モニュメントらしきものはいっさい無い。

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当時の模型もあった。
CAAプロフェッショナルメンバーであり雪崩気象予報官補佐としてスキー場で働くガイドの T さんは、現在この事故を詳しく調査中で、来年の100回忌追悼式に向けてボランティアで事実の掘り起こしと雪崩教育、雪崩に対する知識向上、啓発活動に奔走している。
バンクーバーで入手したという当時の大陸日報の記事を、個人的に読ませてもらった。
我々日本人でさえまだまだ知らない事実は多く、全容解明が待たれるところ。
犠牲者たちは今、バンクーバーにある墓地に眠っている。

この秋、日本でもこのプロジェクトが動き出す。スキー場内でも一歩間違えれば雪崩に巻き込まれる可能性は大いにあり得る。スキーをたしなむ者として、知識として当然知っておくべき雪崩のメカニズムや安全対策。現在の日本の雪崩教育、ライダー、パトロール、ガイドたち、自衛隊に至るまで意識が甘すぎる、と警鐘を鳴らす。
ぜひ日本でも広く普及してもらいたい。私も勉強しなくちゃ。

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夜7時すぎ。町に戻ると、毎晩行われている野外コンサートが始まっていた。
この日のバンド、レベル高い~。
現実世界に戻って、ちょっとホっとした瞬間。
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by yuru-life | 2009-08-24 13:34 | Trip  

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